愛車友の会 会員のＳ様のダイハツ アトレーバンが
誤ってフロントバンパーを損傷し、亀裂が入りました。
さっそく代車をご用意して、お車をお預かりしました。
バンパーに亀裂が入った場合の修理は次のように行います。
①バンパーを車体から取り外します
②自社に在庫としてある中古の同じような樹脂バンパーを
亀裂をふさぐ位の大きさに切り取ります③切り取ったバンパー片を
車体から取り外したバンパーの裏側から
亀裂を覆うようにあてがいます④次にそのバンパー片を固定するため
バンパー片の上から銅製の網状のメッシュを当てて
ハンダで熱しながら、バンパー片をバンパー本体に固着します⑤次にバンパーの表面の亀裂も同じように
バンパー片の上から、今度は布製の網状のメッシュで覆い
同じくハンダで熱しながら、バンパー片をバンパー本体に固着します⑥次に裏表に固着したバンパー片を
バンパー本体と同じ形になるように表面を整形します⑦バンパーの亀裂が分からなくなるように表面の整形が完成したら
今度は亀裂周辺に車体色を吹き付ける前に
綺麗に塗装するため、バンパー表面の下地処理をおこないます⑧下地処理が完成したら
塗装用のエアーガンで一気にボディカラーと同じ色を塗装します⑨塗装後は表面を照射器で熱して塗装を乾燥させ
バンパーに完全に固着させます⑩塗装が完成したらお客様へ納車となります
以上簡単ですが
ふだんあまり知られていない
バンパーの亀裂修理についてご説明しました。
Ｓ様にはまたいつも通りに
安全運転でお車を運転していただければ幸いです。